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活力ある交流拠点のまちづくり

 昭和30年(1955)に板西町、松坂村、栄村の1町2村が合併し、古くからこの地の名称「板野」を町名として、板野町が誕生しました。

 北に阿讃山脈、南に吉野川平野を配する36.22の町域では、米、そ菜園芸・果樹など農業生産を産業基盤としながらも、県北東部の文化教育の拠点として役割を果たしています。基幹産業の農業は、肥沃な吉野川沖積層を土壌に洋人参や白瓜・ダイコン、それに転作作物のレンコンの安定供給基地となっており、県内農業の中核的位置を占めています。

 更に近年では、二次・三次産業用地の造成に伴い、そこへの企業や事業の立地により人・もの・情報が交流する地域として成長しつつあります。

  


行政の目標・特色

 【活き活きと魅力に満ちた田園都市】を長期的なまちづくりの理念に掲げ、板野町の将来像である『安心なまち・子どもが輝くまち・交流のまち いたの』の実現に向けた基盤整備の拡充を図っています。

  将来像実現のために「安心な生活や暮らしを守る」・「活力と交流を生み出す」・「人が育ち、みんなでまちを創る」の3つの基本目標を定め、健康で安心して暮らせる環境整備や緊急時における安全な防災体制の整備、農業を基幹産業として商工業との連携強化を図った6次産業化にも取り組んでいます。

 併せて、まちづくりの主役である住民を基本に置いて、学びの環境の充実、町民が一体となった協働によるまちづくり体制の強化にも取り組んでいます。

  


町章

 「板野」の図案化で、板野の「野」はひらがなの「の」を形どり、本町産業と文化の飛躍的発展を意味し、太陽のごとく明るい板野町政と、町民の円満、平和を象徴しています。昭和43年10月13日に制定されました。

 

 

 

 


町の木 馬酔木(アセビ)

 

 

 

 アセビは常緑低木で、万葉の昔から庭木として栽培され、生活に密着して人々に親しまれてきました。春、壺形の小さく白い花をふさ状に下垂する様子は、親和のシンボルとしてふさわしいでしょう。昭和61年に制定されました。

 


町の花 桜(サクラ)

 

 

 

 

 桜の気品高い美しさと落ち着きのある風格は、古くから花王として人々に愛され、国花としてもその美を海外に誇っています。原始の時代から発展してきた古里「板野」の花として、町民の誇りです。昭和61年に制定されました。

 


 板野町名誉町民

                      

板野町名誉町民第1号    犬 伏 正 昭 氏

 略 歴

  生年月日      昭和18年1月5日

  昭和36年3月 徳島県立板野高等学校卒業

  昭和46年4月 板野漬物食品株式会社代表取締役 就任

  昭和63年1月 板野町長 就任

  平成17年7月 板野町長 退任

 

事績の概要

 犬伏正昭氏は、昭和63年1月に板野町長に就任以来、17年と6ヶ月の永きにわたり、高尚な政治信念をもって地方自治の発展及び住民福祉の向上に多大な貢献を果たされました。

 氏は町長に就任後、板野町発展のために積極的に各種まちづくりに取り組まれ、平成2年には地域コミュニティの活動拠点として町民ふれあいプラザを、また町民の健康づくりの中核施設として平成4年に田園パーク・健康の館を、平成7年には歴史文化活動の拠点施設として、歴史文化公園・文化の館を完成させ、生涯を通して町民が健康づくりに励み、文化活動にいそしむことができる環境を整え、これらの施設は、現在も多くの皆様に活用されています。

 また町の活性化に欠かすことのできない道路交通ネットワークの形成についても、町民の日常生活の利便性と安全性の向上のために生活道の整備を進めるとともに、高速道路の建設についても、町勢発展のために、四国縦貫自動車道また四国横断自動車道と板野インターチェンジの建設に尽力され、関係地区住民との懇談会、用地交渉、あるいは周辺対策事業に取り組まれ、平成6年に四国縦貫自動車道(藍住-脇間)の供用開始、平成13年には四国横断自動車道(板野-香川津田東間)及び板野インターチェンジの開通、そして同インターチェンジと藍住インターチェンジ間のアクセス道路の整備を図りました。

 さらに企業誘致にも力を注がれ、「ソフトパーク・いたの」をはじめとした企業・工業団地の造成、なかでも特筆すべきことは、阿讃山麓の有効活用を図った「あさんインダストリアル・パーク(産業公園)整備事業」については、着手から10年余の歳月を経て完成させ、これらの事業用地に大塚製薬株式会社 徳島板野工場をはじめとした優良企業や徳島県有の文化・教育・科学施設等を誘致しました。

 その他、住民福祉の向上にも努力され、健全で安らかな老後を過ごせるための老人福祉施設として、平成9年に特別養護老人ホームと在宅介護支援センターの建設を提唱され、平成14年には天然温泉水を利用したあせび温泉やすらぎの郷がオープンし、同施設は、今も町内をはじめ県内外から多くの利用客が訪れています。

  このように氏は、町を愛し、町民の幸せを願い、板野町が文化・産業・交通・交流の県北部の要衝の地として飛躍発展を遂げたことに多大な貢献をされ、将来に向けて安定的自立可能な町として成長をさせたものです。

 そして、これら地方自治への長年にわたる功労により、平成25年春に旭日双光章を受賞されております。

 

称号贈呈日   平成27年2月11日(板野町制施行60周年記念式典日)

 


板野町勢要覧

 ・板野町勢要覧2015

 ・板野町勢要覧2015-概要版-